こんにちは、ちょこです。
今日は日本語を教えている者としてまず最初の課題である、ひらがなについてお話ししたいと思います。
普通の日本人であればひらがなは幼稚園か小学校低学年のときに学んで、それ以降ずっと使い続けてきているので、どう学んだかということも、何が難しいのかも正直言ってよくわからないですよね。
それでも、なんとなくひらがなは数が多いから外国人にとって大変かなぁというイメージは浮かぶかなと思います。
例えば、英語が26文字なのに対してひらがなは46個です。
さらに、
「は」と「ほ」
など形が似ている字や
「きゃ」「きゅ」「きょ」のような
2つで1つの字、
さらには
「ぱ」「ば」
のようなマルやテンテンのついた字など
ひらがなはその数以上に、バリエーションの豊富さが外国人にとって悩みの種となっています。
ただ、ここまでは外国人も渋々受け入れてくれます。
問題なのにはこの先です。
初級の日本語を学ぶためのテキストにはひらがなを勉強するページがありますが、そこにはもはや現代の日本人では使わない「ぢゃ」「ぢゅ」「ぢょ」があります。
ひらがなを教える際、たいていその文字を使った簡単な単語も教えますが、(「か」→「かさ」など)「ぢゃ」はスルーです。
当然勘のいい学生は気付きます。
「先生、『ぢゃ』で始まる言葉は何ですか」
かつてこの質問に明確な回答をした人を私は知りません。
なにかいい回答があれば教えて頂きたいです。
他には、
助詞の「は」の読み方は『わ』というのも、私たちネイティブ日本人にとっては当たり前のことですが、今まで「は」🟰「Ha」と言われてきた外国人にとってはなんでやねん、となるのも無理はありません。
これについても理由は色々あるのですが、まだ日本語があまり理解できないレベルの学生に話してわかることではないので基本スルーします。
知らぬが仏
いいことばですね。